白木の位牌から本位牌について

今日は、本位牌について一般的なことですがご説明します。

仏式でのご葬儀の際に、白木の位牌が式檀中央に飾られていることをご存じですか?

葬儀式の際に、ご導師(ご住職)が白木の位牌に少し魂を入れるお経をいただきます。
もちろん、戒名(法名)を授けるお経もいただきます。
戒名(法名)はあの世に行った際のお名前になります。
49日の間、魂は現世にいると考えられています。
49日目に三途の川を渡りあの世に行くと考えられています。
初七日、二七日、三七日・・・七七日で四十九日です。

四十九日の際にご導師は白木の位牌から本位牌(一般的に黒塗りの位牌)に魂を移すお経を授けます。
四十九日のお経はこの儀式が一番大切なものになります。
翌50日目にお仏壇を開け本位牌をお仏壇の中へ納めます。
故人の魂は本位牌の中に少しだけ宿ることになります。

お盆の際に本位牌の中の魂を目指し、あの世から魂が返ってくると言われています。
平塚市やこの近辺の風習では、8月の13日に魂があの世からやってきて、16日に再び帰ると言われています。
きゅうりの馬は「早く魂が返ってきてください」という願いであり、茄子の牛はこの世を惜しみゆっくりとあの世に帰ってください。という私たちの祈りです。

このようなことが、位牌には込められているようです。

   平塚福祉葬祭 担当 岡本光正

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